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X(旧Twitter)の従来の「クリエイター広告収益分配プログラム」は9月7日をもって正式に終了しました。ネット上に溢れている「500万インプレッション必要」という攻略情報はすべて過去の遺物です。
その後継としてスタートしたのが**「Original Content Rewards(オリジナルコンテンツ報酬プログラム)」**です。必要インプレッション数は従来の500万から「50万」へと10分の1に大幅緩和されました。最新の公式ヘルプセンター規約に基づき、申請条件、対象となるPVの定義、収益の受取設定までを徹底解説します。
旧プログラムの終了と新制度の背景
Xは8月7日に旧プログラムの新規受付停止を発表し、既存メンバーへの支払いは9月11日をもって完了しました。9月8日以降はすべてのクリエイターが新プログラムへ改めて申請し直す必要があります(既存メンバーの自動移行はありません)。
クリエイタープロダクト責任者の Allegra Jacchia 氏は、「旧制度のインセンティブ設計は形骸化し、誰もが良い作品を作ることではなく、どうやって取り分をハックするかばかり研究するようになってしまった」と刷新の理由を語っています。
新制度は何に対して報酬を支払うのか?
新プログラムがカウントする対象は、たった1つ**「適格インプレッション(Qualified Impressions)」**のみです。
Xの公式定義によると、「Premiumまたは有料バッジ保有ユーザーが、自身のホームタイムライン上であなたのポストを画面の半分以上表示して閲覧した回数(1アカウントにつき各ポスト1回まで)」と規定されています。Basic、Premium、Premium+、認証組織(Business)のユーザーによる閲覧がカウント対象です。
プロモツイートによるインプレッションや、Bot等による不正な閲覧は完全に除外されます。どれだけバズって表示回数が何百万回に達しても、無料ユーザーによる閲覧は1円にもなりません。なお、適格インプレッション1回あたりの具体的な単価は公表されておらず、ネット上の「1,000回あたり◯ドル」といった情報はすべて推測値です。
申請に必要な8つの必須条件
- サポート対象の国または地域に居住していること(日本、米国、香港、台湾、韓国など)
- 18歳以上であること
- アカウントが良好な状態で、度重なる規約違反がないこと
- 個人または一般企業アカウントであること(政治家や政府関連は不可)
- Premium、Premium+、または認証組織(Business)を契約していること(※Basicプランは対象外)
- 過去90日以内に、認証ユーザーから「50万回」以上のホームタイムライン表示を獲得していること(※リプライ欄の表示はカウント対象外)
- 最低500人以上の「認証フォロワー(青バッジ保有のフォロワー)」がいること
- 継続して独自のオリジナルコンテンツを発信していること
さらにアカウントの基礎要件として、「開設から3ヶ月以上経過」「アイコン、ヘッダー、自己紹介文が設定済み」「認証済みメールアドレスの登録」「2要素認証(2FA)の有効化」が必須です。条件を満たした段階で申請ボタンが押せるようになり、運営による審査が行われます。
何が「オリジナル」とみなされるのか
自分で執筆した文章、撮影した写真・動画、自作のイラストやコードはもちろん、ニュースやトレンドに対する自分自身の独自の分析・考察もオリジナルと認められます(X公式は「独自の解説と視点こそがプラットフォームの核心である」と明言しています)。
以下の4パターンは対象外(報酬没収)です:
- 他人の投稿をそのまま転載・コピーすること(動画を無断転載して再アップロードする行為を含む)
- 単語を数個変えたり、フィルターをかけたり、倍速や文字入れしただけの安易な改変
- 自身の独自視点を含まない、他人のコンテンツのツギハギ
- 他のプラットフォーム(TikTokやYouTube等)から無断で持ち込んだコンテンツ
また、自作のポストであっても「役に立つと評価されたコミュニティノートが付いた投稿」「自動化スクリプトで生成・投稿されたもの」「収益化の手口やインプレッション稼ぎそのものを語る投稿」は報酬対象から除外されます(つまり、この解説ポスト自体も報酬対象外です!笑)。
最低出金額と支払いスケジュール
支払いは2週間に1回(隔週金曜日)に実行されます。最低出金基準額は30ドルです。未払い残高が30ドル未満の場合はその回では振り込まれず、次回以降のサイクルで30ドルを超えた段階でまとめて支払われます。
収益の受け取り方法
日本や米国以外のグローバルユーザーは Stripe を使用します。
Xの「Creator Studio」からStripe Connectアカウントを連携し、本人確認(eKYC)を完了させると、Stripe経由で日本の銀行口座に直接日本円で振り込まれます。すでに旧プログラムでStripeの本人確認を済ませていたユーザーは、再審査なしでそのまま引き継がれます。
審査に落ちた場合の対処法
一度却下された場合でも、1回だけ異議申し立て(再審査請求)が可能です。再審査も却下された場合は、ヘルプセンターの規約上「42日後」に再申請が可能になります(その時点で全条件を満たしている必要があります)。
合格後に絶対に破ってはならないレッドライン
- Premiumの契約を切らさないこと
- Botや相互グループによる不自然な水増しエンゲージメントを行わないこと
- 「いいねして」「リポストして」と乞食行為を過度に繰り返さないこと
- AI生成の紛争・軍事衝突フェイク動画を「AI生成であること」を明記せずに投稿すると、即座に90日間のプログラム停止(再犯で永久BAN)になります
従来の500万インプレッションから50万へと敷居は10分の1に下がりましたが、「認証フォロワーからの閲覧のみ」「ホームフィードの表示のみ(リプ欄でのインプ稼ぎは不可)」となったため、実質的にはフォロワーとの濃いつながりが試される仕組みになっています。小規模アカウントが最初に目指すべきは**「500人の認証フォロワー」**の獲得です。あなたは現在、どの条件で足踏みしていますか?


